2009年7月2日
F君は5歳。粘土細工やお砂遊び、お絵描き、
積み木等が大好きで、創ることに熱中し出すと
途中で止めることが出来ません。
完全にアーティスト気質です。
しかも、彼の意志や行動をコントロールしようとする
人物や状況に対しては、頑なな抵抗を示します。
どうやら周囲から理解されず感情的に傷付いた
過去生の記憶がありそうです。
そんな彼は、道徳的教育理念を持った幼稚園に通っています。
担任の先生は大変真面目で、
子供たちを良き社会人に育てるべく、理想に燃えた方です。
F君のお母さんは、担任の先生に
「お宅のお子さんはとにかく酷いです。
一度園に様子を見にいらしてください」と言われ、
おおよその察しはつくものの、早速参観に行きました。
坊やに見つからないよう、物陰から見ていると・・
室内遊戯の時間が終り、
先生の号令で園児たちが遊具を片付けます、
タンバリンのリズムに合わせ、足踏みをし、行進をして、
体操の為園庭に出て行きます。
その間F君は、何事も無かったかの様に
黙々と遊具で遊び続けています。
先生は、怒りと批判の表情でお母さんを見ます。
家でどんな躾をしとんじゃ!というニュアンスなのです。
つづく