2006年11月3日
約一年後、J子さんがいらっしゃいました。
Mさんとは一旦お別れという形になったようです。
が、Mさんは、
もう一人の女性とお付き合いを続けながら、
J子さんとも逢っているようです。
お友達として、ということらしいですが、
そのあたりは曖昧のようです。
3回目ともなると、同じアドバイスをしても
J子さんには届かなそう。
私は、「楽しい?」と聞いてみました。
たぶん意外な質問だったのでしょう、
J子さんは点目になって私を見ました。
「不実で優柔不断な男性をいつまでも追うのは、
そうするのが楽しいからでしょ?
メロドラマには誰でも惹かれますし、
ましてそのヒロインとなれば、
なかなか面白くて止められないですよね。
だったらいっそのこともっとずっぽりハマったら?」
と、冗談ぽくですが、よく考えると
かなりキツいことを言いました。
私の笑顔につられて一緒に笑いながら、
緊張を解いて暫く考えていたJ子さんは
「そうですね、
私、こういうことが好きなのかもしれません」
と答えました。
「いいな、と思う男性でも、好きと言われたり
追いかけられたりすると、どうでも良くなっちゃうし・・・」
やっと心を開いたJ子さんは、
Mさんとの問題を脇に置き、彼女自身の恋愛傾向を知り、
幸せに向けて一歩踏み出す用意が出来ました。
つづく