見たくないもの










2009年8月13日



K君は、昔ステラで

タロットと占星術を学んだ生徒さんです。

「卒業」してからもずっと、
習ったことを忘れないように、と

定期的に顔を出して
私をリーディングしてくれます。

 

実は私は、普段自分のことはあまり見ません。

元来なるよになるさ的な生き方なので、

大まかに運気を捉えていればそれで良いのです。

稀に迷うと同業者の友人に電話しますが、

お互いに星がわかっているだけに、

「却下」「だね」とか、「好きにするでしょ」「する」

なんて、2~3秒で答えが出てしまいます。

 

そんなわけで、真剣にリーディングをして

丁寧にアドバイスしてくれるK君は、

私にとって中々貴重な存在です。

 

良い読み手に育ったK君ですが、

自分のこととなると

たちまち読めなくなってしまうようです。

 

先日、すごく相性の良いお嬢さんを見つけた、

とデータを持って来たのですが・・・

どう見てもえらくきつい相性です。

しかも彼はこれからまさに氷河期。

言葉を選んでその大変さを伝えたのですが・・・。

 

次に彼がステラに来た時には

案の定その恋は、行き詰まっていました。

「変だなあ、こんなにいい相性なのに。

連絡が途絶えると怖くてたまらなくなっちゃうんです。

ねえ先生、大丈夫ですよね?」と。

 

物事をありのままに捉える心の力は、

読み手にも、リーディングを依頼する側にも必要です。

そうやって伝えられた情報を基に

どのような決断をするかは、

個人の自由なのは言うまでもありませんが。