なりきる











2007年12月14日


身近な人と心が通じ合わない時、

相手が何を考えているか解らない時、

ヒプノセラピーによって

自分が相手そのものになってみることで、

相手を知ることが可能です。

相手を理解出来ないことで

関係がこじれているのであれば、
これに勝る解決法は無いように思います。

 

催眠状態で相手になりきると、

自分では思ってもみない

思考や感情が出て来ますので、

ああ、これは私ではないな、と解ります。

 

なりきっている間は、面白いことに、

クライアントさんの声音や仕草、
表情まで全く変わってしまいます。

自分の口から出てくる言葉なのに、

その意味が全く解らないということも。

 

ヒプノが終われば、

もちろんあなた自身に戻りますが、

一瞬でも相手そのものであった記憶は残るので、

その後相手に対し、愛情を感じることができたり、

容認か、少なくとも譲歩は

できるようになるのではないでしょうか。

 

「解らない」ということは何より人を不安にさせ、

不安から遮断や対立、攻撃等がはじまります。

でしたら「解る」ようにすれば良い、

というお話です。

 

この、なりきりの技法は、

憧れの人物にも適用できます。

ある人物に憧れる、ということは、

対象と同じ要素が自分の中にある証拠。

輝いてる人物になりきってみることで、
分の中に眠っている可能性を引き出します。