2007年6月7日
「自分史の神話」を書いてから、
何人かの方がステラへ
お好きな本を持って来られました。
中にはボロボロの絵本を
持っていらっしゃった方も。
その本や絵本が、
本当にその方らしいものなのには、
改めて感じ入ります。
手に取って、そーっとページをめくってみます。
その方の子供の頃の思い出や、
一番大切にしているものが
いっぱい詰まっているのですから、
粗末になど扱えるわけがありません。
それに触発され、
私も生家の自分の子供部屋に潜入し
埃と格闘しながら
子供の頃読んだ本をごっそり持ち出しました。
動物の話、怪談奇談、宇宙の図鑑・・・
妙に納得です。
ところがその中に、
一番好きだった「忠犬ハチ公」がありません。
どうやら小学校の図書室で
繰り返し借りて読んだらしいのです。
泣きながら何度も読んだので、
自分の本だとばかり思っていました。