恋を忘れたカナリア 2












2008年7月7日

半年ぶりでステラにいらしたOさんは、

かなり以前と印象が違っていました。

レース使いのチュニックが良くお似合いで、

最初Oさんの妹さんかと思った程です。

 

そして開口一番「私、恋をしているんです」・・・と。

「産まれたての赤ちゃんのように」

というアドバイスが効き、

すっかり気持ちをリフレッシュ出来たのだそうです。

 

彼女が今恋をしているお相手は・・・

職場に中途採用で入って来た男性社員で、

一回り以上年下。

礼儀正しく仕事熱心で、明るいけれど無口。

Oさんには心を開き、

解らないことがあると直属の上司にではなく

Oさんに聞きに来る、

休憩時間などは飛びきりの笑顔で接して来る、

ということです。

 

長い間心を閉ざしていたOさんにとって、

彼の、自分にだけ向けられる人なつこい態度は、

恋心に火を点ける決定的な要素となったようです。

彼に会えると思っただけで

仕事に行くのが楽しみになり、

お化粧やおしゃれにも気合が入ります。

 

Oさんは年齢差を気にして、

自分の気持ちに気付かれないように、

あえてラフに接しているとおっしゃいます。

彼は無口ですから、

決まったお相手がいるかどうかもわかりません。

生年月日も聞けない、ということで、

相性を見ることが出来ません。

調べればわかることかもしれないけれど、

好きすぎて背景を知るのが怖いのだそうです。

 

私はこのお話を伺い、心配だなあ、と思いました。

Oさんの恋愛運の上昇は、

まだこれから、という段階です・・・。


つづく