森ガールその後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「森ガール」は、もはや死語となりましたね。

何のことか解らない方の為に説明すると・・・

森の小道からひょっこり出てきそうな女の子、

という意味で、

優しい色合い、自然素材や手芸、

巻物、重ね着、ルーズ、ペタンコシューズ、

ぱっつんボブやレイジーヘアが定番アイテムな、

西欧農民少女的ファッションのことです。

急速にすたれた理由は、
とつには、案外異性受けしなかったこと、
もうひとつにはおそらく、
日本の風景がバックである場合、
大都市、市街地、地方を問わず、
甚だしく浮いた為ではないかと推察されます。
(私は好きですが)
「森」を好んだ方々は、ゴスロリ等、
他の浮いたファッシャンを好む方々に比べ、
気が小さかったのかもしれません。

これが流行った頃、古くからの友人に

「元祖森ガールだよね」と言われました。
本人そのつもりはありませんでしたが。

ヒール、スーツ、化学繊維、

身体に負担のかかるものが苦手なもので、

そんな風に見えたのか。

 

そういえば、

自分で服を選ぶようになってから
かれこれ半世紀、「楽」を基準に

同じような服ばかり着てきた気がします。

そして齢を重ねると共に、

和も良いな、と思う今日この頃。
着付けなどとは縁のない緩々のそれです。

さしずめ里山ガール・・・ですかね?



追記
投稿から10日経った本日22日、
某ターミナル駅で乗り換え口を間違え、
地下のショップ街を通ったのですが、
森系ブランドが洗練されて存続していました。
ちょっとうれしかったです。